素質馬が集まって来年を占うラジオたんぱ2歳S

今週も芝刈りなしの阪神。開幕から基本的にパワーを要求するような馬場だった阪神は2日目に酷い環境で競馬をやったことにより、荒れ目の馬場になってきている。切れ味を信条とする馬には相当きつい。



ラジオたんぱ2歳Sの特徴というと、昔は朝日杯が目標だったためそれほどのレベルではなかった。現在は昔なら朝日杯に行っていたであろう馬がクラシックを狙って参戦してくるレースになっている。出走した馬が出世するレースということでさらにクラシック候補の素質馬が集まってくるハイレベルなレース。


特徴としてはあまりハイペースにはならないことがあげられれる。まだ、なにもペースがわからない2歳だからというのもあるのだろう。今年も逃げ経験のある馬はいるが、気性で逃げたというタイプではないのでペースは落ちつきそう。この重い馬場で要求されるのはただの瞬発力ではない。


となると、今開催2週目のエリカ賞で他馬をふっとばしながら強引に押し切る競馬をしたサクラメガワンダーはその筆頭候補だろう。ただ、新馬と新潟は出遅れていてそういう面の不安はある。


阪神JFの日の新馬戦で逃げきり0.4差の圧勝を決めたのがニルヴァーナ。3F目からスローに落とすことができたことも大きいが、スタートセンスが良い時点で評価できる。また、あの馬場での34.9というあがりは相当の内容。


そのサクラメガワンダーには完敗の形のタマモサポート。先行しながらしぶとく粘り、一旦はかわされたアドマイヤメインを差し返したあたりの内容は魅力的。アドマイヤムーンをおさえきるかも。


エンドスイープ参駒のアドマイヤムーンは札幌のレースを見ていると仕掛けはじめからのスピードは速いが持続性はない。あの内容ならば上にあげた2頭には勝てないだろう。


結論
サクラメガワンダー
ニルヴァーナ
タマモサポート


馬連1点
◎=○ 裏表 1500円


馬単2点
◎、○→△ 300円づつ
計2100円