日経新春杯

今日は競馬を見ていた訳ではないので自信はないが、明日のレース分析での競馬ニホン 信根 隆二さんの話によると「京都は内有利の前残り」とのこと。先週までの前残り、内有利は動かないようだ。実際に結果を見てみると、メインレースではギャラントアローディープサマーがそのままなだれ込み。注目は内で追走していたエイシンハンプトンが4着にきたこと。今日の結果を受けると、「前に行ける(行く気がある)or 内枠」という条件があれば多少の能力差は打ち消すことができそうだ。ただし、京都 2400m は下りから 800m の間タレない脚が必要になる。長距離で前つけして突き放した好走できるような馬でないとつらい。京都外回りや長距離コース、ロングスパートレースでの先行押し切り経験を重視したい。



まず、簡単に現在の古馬重賞戦線のレベルの話をする。秋の芝マイル以上の重賞戦線において、4歳世代は京都金杯ビッグプラネットが初勝利。以前、このことは例年に見られない現象であるということを書いた。


実はもうひとつの傾向がある。秋からの芝マイル以上の重賞戦線において、前走が条件戦だった馬 が結果を残していない。


前走条件戦で3着以内に入った馬
福島記念2着 トウカイトリック 前走準OP京都2400勝ち
鳴尾記念3着 キョウワスプレンダ前走準OP京都16006着
この2例のみ。まあ、基本的にこの時期に条件から出世してくるのは4歳世代が多いからそういう結果になっているのかもしれないのだが、例年と比較して古馬芝重賞戦線の層が厚いのかもしれない。



今回、日経新春杯のメンバーで前走がOP以上の馬は次の8頭。まずはこの8頭を検討してみたい。


重賞
マーブルチーフ   55
エルノヴァ     55
キョウワスプレンダ 54
インティライミ   56.5
トウカイトリック  54
OP
サンライズジェガー 56
エンシェントヒル  53
アラタマインディ  51
外枠の3頭は前走OPということもあり、脚質も向いていない。


マーブルチーフ
今回のメンバーの中で古馬重賞戦線で揉まれているとなるとこの馬だけ。2200以上でG1を除くと 2-3-0-4 となる。このなかで大敗ということになると2.2秒ぶっちぎられた日経賞だけ。このときは実績のない470キロ台での出走でデキがなかったのだろう。前走の京阪杯は+16キロでレコード決着の15着だが、もともとそういう競馬ができるタイプではない。最近はコイントスと常に上位を争えるようになっていて、長距離のG2ならばG1クラスの相手以外に屈することはない。それを可能にするのが前つけする能力で、今の馬場にも向くだろう。1着


エルノヴァ
もう1頭揉まれているのが牝馬ながら長距離を得意としているエルノヴァ。デビューしてから主戦がなかなか決まらず、とくに1000万条件になってからは3戦連続して同じ騎手が乗ったことがないエルノヴァ。1000万下からいきなり重賞で2着に入ったために準OP出走歴がないのだが、重賞でなかなか勝ち切れない。その間に乗った騎手の相性もあるのだろう。


エルノヴァ重賞成績
横山   0-0-0-1
田中勝春 0-0-1-0
北村   0-0-0-2
岩田   0-0-0-1
藤田   0-0-0-1

デザーモ 0-2-0-1
ペリエ  0-0-1-0
ホワイト 0-1-0-0

外国人が乗れている。差すことに執着すると馬券にならないという現実のようだ。今回は武騎手に乗り変わり。55キロは厳しいが、京都外回りという条件ならこの乗り変わりはプラスと言えるはず。ヒモには入れておきたい。


キョウワスプレンダ
渡月橋のレースを見るとどうも長く脚を使うより阪神のほうが合いそうな気はする。前から押し切るというレースはないし、太宰騎手が差せるイメージがないので消す。


トウカイトリック
マーブルチーフは普通に34秒台が使える先行馬だから京都でも文句なしだが、この馬はなるべくあがりがかかったほうが良いタイプ。そういう意味でこの雨は歓迎。平坦コース向きで、見え見えの展開利はありそう。


インティライミ
佐々木が「全然仕上がってない。これじゃダメだと思う」とでも泣いていれば買おうと思っていた。日刊スポーツの紙面から


レース当日に50歳の誕生日を迎える佐々木晶師は「この馬は生命力が強いんだろうね。去年の9月に病気をしたのに、ふた回りぐらい大きくなってパワーアップしている。G1に近い馬だと思う」と期待を寄せた。
ラストばたばたの調教をしてこれだ。京都が向くのは間違いないが、この時期に休み明けで走れる大勢を作るのは難しい。+10キロくらで出てくるとみた。福永騎手のこのコースの乗り方を考えると、ここは抑え付けてくれると予想する。


準OP組の3頭(アドマイヤフジストラタジェムスウィフトカレント)は内容から特筆できるレースはアドマイヤフジの前走のあがり。これを使えば1着までありそう。このレースのことを考えると、秋に動きが遅れていたのはむしろ好感が持てる。休み明けのインティライミならおさえつけてくれるんではないか。


他は後方からの脚質と冒頭の話を併せて3着が限界。


結論
マーブルチーフ
アドマイヤフジ
エルノヴァ
トウカイトリック
1月中は3連単に挑戦すると決めてあるので、まずは3連単の組みたてを考える。フォーメーションなら

1着 マーブル フジ
2着 マーブル フジ エルノヴァ トウカイ
3着 マーブル フジ エルノヴァ トウカイ インティ キョウワ スウィフト ストラタ
このくらいにチャンスがあると思っている。2×3×6=36点。フォーカスするなら

マーブル → フジ、エルノヴァ、トウカイ 6点
フジ   → マーブル → エル トウカ 2点
の8点。


これよりは馬単


馬単4点
◎=▲ ◎→△ ▲→△
と組立てるのがよさそうだが、ここは上であげた8点に挑戦してみようと思う。

マーブル →(フジ、エルノヴァ、トウカイ) 6点
フジ   → マーブル → エルノ トウカ 2点
8点各500円づつ 計4000円。