スタンド前スタートでファンファーレに会わせて手拍子するのカッコ悪い

「だまって、みとらんか。かっこ悪い」
ドリーム競馬のゲストとして東京競馬場の解説席に座った河内元騎手の激。


そう、愛弟子武豊には期待が乗っているのだ。
この時期の牝馬の繊細さを知るからこその怒りは、本来無言になるはずのときについ言葉となって出てしまった


東京2400m、中山2000mと大舞台をスタンド前で発走するような作りにあえてしているのは、より近くでファンに見てもらうため。今でこそ、ターフビジョンがあるがそうなる前は走る姿を見ることができるのは直線だけなのだ。生で見たいというその願いをかなえるために繊細で臆病な馬をあえてここで発走するのはそのためだ。
だからこそ、スタンド前の発走においてはファンはファンファーレも静かにそのときを感じるべきだ。


香港では服装、身だしなみのできていない人は競馬場に入場することができない。競馬というのは、もっとエレガントなギャンブルスポーツなのだ。自分の好きなことをするためにお願いしたい。競走馬は臆病な生き物です。スタンド前発走でさわぎたてないで下さい。カッコ悪い。

 +14キロとかいう仕上げに感動した。後藤はもう逃げとか言わなくていいよ

にしても、福永である。いや、ここでは祐一という言葉を使おう
彼の逃げ技術はメイショウボーラーでお墨つきだが、今日のラップはそれよりもあまりに美しい。
12.6 - 11.4 - 12.6 - 13.1 - 12.3 - 12.7 - 12.9 - 12.5 - 12.1 - 11.2 - 11.4 - 12.4


濃い部分が祐一が先手をとってから直線に向くまでのラップ。
先手をとった瞬間にウイングレット田中勝春は(おお、誰か逃げてくれるのか)と安心する表情をみせ。その手綱をしぼり、ダンスインザムードの位置を確認した。
祐一はその動作を確認しながら一度、急激にペースをおとす。
馬群が凝縮し、ダンスインザムード接触しかかりブレーキをかける。


祐一はもう一度加速する。
とはいっても、手綱をゆるめただけ。
その動作を見て勝春らは動く。馬群との差は縮まる。
このとき馬群のなかで競馬する馬達にはかなりのストレスがたまっている。


祐一はこの状態でコーナーをゆっくりゆっくり回った。
他馬をなるべく外側においやるため
それと、武豊が早めに仕掛けても自分の馬に馬体をあわせないようにするため


決まり手 逃げ切り



ダンスインザムードは+14キロにより本命から△まで降格。オークスでのプラス10キロ体重というのはよっぽど軽い馬でない限り、桜花賞からの調教を怠慢にやってきた証拠であります。実際、数多くの馬が+10で飛んでいるのがオークス。よもや、ダンスが飛ぶとは思わなかったが、こういう結末を用意してくれると穴党も非常に買い易かった。藤沢にはシャイニンルビーなどの前例もあり、彼はどうもオークスをなめてるらしい。

オークス 桜花賞組でプラス体重10キロ以上で飛んだ馬
04 ダンスインザムード 1人気4着 +14
03 アドマイヤグルーヴ 1人気7着 +12
02 シャイニンルビー  1人気5着 +12
01 ムーンライトタンゴ 2人気6着 +10
97 キョウエイマーチ  1人気7着 +12
書いた予想を余裕で変えるのもどうかと思ったが、パドックを見てアラバスタは買わざるをえなくなった。明らかに桜花賞のときよりもいい状態。調教を減らした効果が少しはあったようだ。ただ、今思うとやはり桜花賞はひとつ余計だった。急仕上げで桜花賞に望まなければ、スイープとの3馬身差はもっと縮んだはずだ。


ともかくも、池添と江田照はペースの遅さから外を回すことをせずに内で脚をためて、馬群をさばききった。江田照が馬群をさばいたときにはもうすでに残り200mしかのこっていなかったのが残念だったが、ムードに勝てたことでよしとしよう。


・後藤について
今回のレースで確信したことは、中長距離において後藤はやはり逃げないということ。気づいているのだ。ペース判断ができない。スタートからハナとりにいく気合が足りない。一発あけてやろうという気持ちがないマイネルマクロスを買おうと思っているみなさん。考えなおしたほうが懸命ですよ。


1着 ダイワエルシエーロ 福永祐一
今日は力差よりも一世一代に近い。
おめでとう。ありがとう福永祐一


「これで、親父にちょっとは近づけたと思います」
思います。


2着 スイープトウショウ 池添
高松宮記念と同じ負け。
自分の位置の微妙さで勝敗がわかれた。池添騎手に対して馬群をさばけないなどと感じた自分に心より恥じる*1。京都コースで差し切りを連発している馬なのに。惜しかったという言葉ではつながらない敗戦。秋華賞はサンデーにとってもっともきついレース。得意の京都で雪辱できる。


3着 ヤマニンアラバスタ 江田照
ああ、◎をつけなかったことを悔やまれる。悔しい*2。この馬のこの脚が効くのはどこだろう。下りで加速する京都。いいかも。


4着 ダンスインザムード 武豊
直線でウイングレットをなかなかかわせないでた姿を見ると、それは桜花賞でギリギリまで絞っていたのとはやはり違ったのだ*3。もっとグッと抜け出しても良かった。夏のすごし方の上手い藤沢のことだから、ローズSではかなり良い状態になるだろう。


5着 ヤマニンシュクル 四位
あの後方で外にまわしている暇はない。四位騎手の良いところが裏目になるレースだった。


6着 マルカフローリアン 吉田豊
さすがオークスの申し子だけあって、乗り方もなだめかたも上手い。


10着 レディインブラック 北村
その末脚は陰をひそめたままになってしまった。スタート前から暴れて発汗している様子を見ると、大舞台には似合わないのか。スタンドに近い先いれの17番枠が悪いのか*4。それが、母の血統からかSS×NTという微妙な配合のせいか…とにかくも、ターコイズSでの活躍を待つ。




5 ダンスインザムード 1.4 1.1 ◎◎◎◎◎◎◎ 
/-----------本命
7 ヤマニンシュクル 9.3 1.7 ○○▲▲△△△
8 アズマサンダース 13.4 1.9 ○○○○▲△×
/-----------対抗
1 スイープトウショウ 13.8 2.6 ▲△××× 2着
16 グローリアスデイズ 17.9 2.8 ▲△△△
13 ダイワエルシエーロ 21.4 3.6 △△△△× 1着
6 ヤマニンアラバスタ 23 3.4 ××    3着
9 ギミーシェルター 26.5 3.7 ▲△△△
/-----------順ヒモ
11 メイショウオスカル 35.4 5.3 △
4 ドルチェリモーネ 39.2 5.8 △
17 レディインブラック 39.6 6.8 △
12 ウイングレット 41.5 6.9 ○▲
/-----------ポツン
2 セカンドノホシ 100.5 10.5
15 レイナシンフォニー 146.3 17.7
3 ラグレスロマニー 153.9 21.4
10 フレンチアイディア 165.6 23.4
14 マルカフローリアン 180.2 30.6 △
18 シルキーフレンド 197.7 29.8
/-----------無印
印はブック東京

*1:10Rの逃げるゲイリーフラッシュは自身もっての本命だったが

*2:僕の日記なんか読んでくれてるみなさんごめんなさい

*3:桜花賞での直線の抜けだし方はキチガイじみていた

*4:というかよく考えたら東京2400の17番枠って死に枠じゃねえのか?

 東海S

カネツフルーヴバックアタックは気になる。ラジオNIKKEIがたよりだが発表がない。7歳の59キロ。逃げ。最後まで走ったので大丈夫だとは思うが


1着 ○アンドゥオール 松永
オークスに乗り鞍のないところでの逆襲。鬱憤晴らしには最高の快勝。やはりプリサスマシーンに楽勝ちしたのは伊達じゃない。これで、帝王賞への賞金も十分だろう。


2着 タイムパラドックス 高田
高田をなめきってました。同厩舎のドルチェリモーネアンカツに奪われ、このタイムパラドックスをとりかえしたかったが2着及ばず。


3着 ヒシアトラス 郷原
4歳のダート勢のなかではかなり強い。ティンバーカントリーだけに2300mは企画外でマイルダートでの走りが一度みてみたい。


4着 ◎ビワシンセイキ 横山
やはり、左回りでコーナーが6つもあったら立ち回りがうまくいかなかった。平安Sであれほど人気していたのに*1、ここでは5人気というのはやはり裏のダート重賞で勝負する人はよくわかってるんだな。

*1:武豊というのもあるのだろうが

 EURO2004

あと20日となり、各国の代表選手が発表された。
ということで予想


Aグループ ◎スペイン    ○ロシア
久々にラウル&モリのコンビが見れる。トリスタンがいないスペインも不思議な感じだ。正直ロシアが怖い
Bグループ ◎フランス    ○イングランド
ベストメンバ−が揃うフランス。ブラジル戦ではアンリが冷静さがちょっと違ったのだがリーグ戦の疲れがどれだけとれるか。
Cグループ ◎スウェーデン  ○イタリア
イタリアもインザーギはずし。スウェーデンにはラーションが代表続行を表明してくれた。フランス、オランダらの消耗が残れば十分チャンスはある。リーグは抜けるだろう。
Dグループ ◎オランダ    ○チェコ
ここが一番難しい。というのもチェコ。オランダにはベストメンバーではないとはいえ3−1で勝っていて、守備力もかなりあるのだ。ドイツの攻撃をしのぎきるかもしれない。


準決勝
スペイン   2−3 フランス
スウェーデン 1−0 オランダ


決勝
フランス 1−1 スウェーデン
(PK4-5)

優勝 スウェーデン


スウェーデン代表

ゴールキーパー
アンドレアス・イサクション(ジュールガルデンIF)
マグヌス・ヘドマン(アンコナ・カルチョ
マグヌス・キールステッド(FCコペンハーゲンFC)

ディフェンダー
ペッター・ハンション(SCヘーレンフェーン
アンドレアス・ヤコブション(ブロンビーIF
テディ・ルチッチ(バイヤー04・レバークーゼン
エリック・エドマン(SCヘーレンフェーン
オロフ・メルベリアストン・ビラFC
エリック・ワールステット(ヘルシンボリIF
ヨハン・ミャルビー(セルティックFC
ミカエル・スベンション(サウサンプトンFC

ミッドフィルダー
ポントゥス・ファルネルド(RCストラスブール
フレドリク・リュングベリアーセナルFC
アンデルス・スベンション(サウサンプトンFC
ミカエル・ニルソン(ハルムスタッドBK)
キム・カルストロム(スタッド・レンヌFC
アンデルス・アンデション(SLベンフィカ
トビアス・リンデロートエバートンFC
クリスティアン・ウィルヘルムション(RSCアンデルレヒト

フォワード
ヘンリク・ラーションセルティックFC
ズラタン・イブラヒモビッチAFCアヤックス
マティアス・ヨンソン(ブロンビーIF
マルクス・アルベックアストン・ビラFC

参考
公式
http://jp.euro2004.com/