藤沢和+ペリエ=1着 +ノリ=2着 +デザーモ=3着 〜リーディング争奪戦2

その1はこちら http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20051213/p1



前回のエントリで藤沢和雄厩舎が今年勝てない理由のひとつとして「岡部騎手の引退」をあげた。今回は他の理由について考えてみる。主戦騎手の問題だ。もともと藤沢和雄厩舎で主戦を張っていたのは岡部騎手だったが、岡部騎手の骨折や年齢などの問題から厩舎の最有力馬やここぞというときに乗せるのはペリエ騎手に変わってきた。これが、最もよくあらわれているのはシンボリクリスエスの岡部→ペリエという乗り変わりで、岡部騎手はペリエの惑星としてコイントスマグナーテンでレースのペースを作るアシストとしての役割をこなした。ゼンノロブロイの秋古馬三冠をしても、ここ数年の藤沢和雄厩舎の主戦は岡部からオリビエ・ペリエに変わっていたと言えるだろう。ペリエ騎手の身元を引き受けていたのが藤沢厩舎でもあった。まさに欠かせぬ騎手になっていた。


ところが、今年はなぜかペリエ騎手の身元を引き受けたのは関西の角居調教師。そして、あれほど勝たせていたペリエ騎手を藤沢和雄厩舎の馬に乗せることは一切なくなった。このことについてはペリエ騎手と藤沢和雄との間になんらかの確執があるのではないかと様々な推測がなされているが、いまだにその理由をあかすような記事を見つけることはない。


少し前には横山典弘騎手との確執も噂され、実際に騎乗も全くなくなっていた。今年になって騎手の確保に困ったのか、ちょこちょこ乗せるようになってきて、その確執は解消されたように見える。だが、その今になってもその原因がいまだに表に出て来ない。ゼンノロブロイのダービー2着が原因ではないかなんて噂もあるが、もしそうなんだとしたら厩舎の期待を一身に背負うジャガリコの朝日杯でムチを落としたデザーモなんて即解雇だろう。


話しはもどすが、こういったことからしても、ペリエ騎手との確執の原因が表にでてくることはないのかもしれない。ともかくも、藤沢和雄厩舎は主戦騎手に困っている。北沢騎手を使っているが、大舞台では心もとない。今はデザーモが藤沢厩舎におけるエースホーすに乗っているが、G1では3着を量産するばかりで勝ち星があがらない。ノリはノリで2ゲットしてくるので勝ち星が増えない。


こういったことが藤沢和雄厩舎がリーディングトレーナーの座をあけわたしている、二つ目の理由であろう。


つづく

予告


次回は ”瀬戸口厩舎の猛攻 ”です。